涼鈴日記

平凡な女子大生による日記です。

別れ

元彼と別れてから今日でちょうど2週間だ。

大学一年生の頃から2年3ヶ月ほど付き合った。こんなにも長く付き合ったのは私にとって初めてだった。

別れは私から切り出した。周りからは沢山止められたし、自分も何ヶ月か悩んで下した決断であった。元彼はすごく優しくて怒ることもほぼなくて、こんな私を大事にしてくれた。出会った時期がもっと後なら結婚していたかもしれない。それぐらい落ち着く相手だった。この先、こんなに自分のことを愛してくれる人はいないかもしれないと思った。

それなのになぜ別れを選んだのかというと、自分の気持ちや考え方が変わってきてしまったからだ。

私は、現在三回生でインターンに積極的に参加するなどして自分の将来と向き合う時間が増えた。自分の将来を考えるほど、このままじゃいけないと思った。

元彼とは、毎日一緒にいた。授業も一緒にとり、帰りも一緒に帰っていた。しかし、いざ周りを見渡すと彼氏を優先してきた私には女友達も全然いないし、趣味もなければ、遊びも知らない。私には何も残っていない気がした。

どんどん二人だけの世界になっていって、世間から取り残されるような感覚になった。私はこれを恋愛ではなく共依存だと感じた。

思い返すと、大学一年生のときに、初デートで勢いで付き合った。最初は付き合う気などなかった。ただ、その時期に好きだった子とうまくいってなくて、逃げるように付き合ったことを覚えている。正直、元彼も完全には私のことを好きではなかったはずだ。

だから最初の一年は沢山彼を傷つけた。それでも私のことを見捨てなかった。

私は幼少期に両親との関係がうまくいってなくて、他人からの愛情を確かめてしまう癖があった。だから沢山彼を振り回して、確認していたのだと思う。

一年過ぎたあたりから、私の歪んだ人格もマシになってきて、彼と向き合うようになった。しかし、向き合えば向き合うほど、私は彼氏の情けない所など受け入れられない所が目にとまるようになった。このとき、私は彼氏のことを心から好きではなかったと気づいてしまった。それでも、彼の優しさに包まれて過ごす日々を手放すことができない私は自分の気持ちに蓋をしてダラダラと付き合い続けた。

就活や将来について考え始める中、自分の今の現状となりたい像とのギャップに苦しんだ。私は、在学中や二十代のうちに沢山の人と出会って、様々な経験をして可能性や視野を広げたいと心から思った。これは間違いなく本心だった。

そして、悩みに悩んで彼氏に別れを告げた。

理由もこのまま正直な気持ちを話した。

 

私は打算的で弱い人間だ。

だけど、ここで一度リセットしたい。自分の弱さと向き合い、自立していきたい。

長い時間かかるかもしれないけど、自分で自分を幸せにできるようにしたい。